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スティック型端末が電源以外反応しないとき|直った手順と原因

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音量は変わるのに、決定ボタンが死んでいた

金曜の夜、リビングで映画を見ようとした。
リモコンの電源を押す。画面が点く。ここまではいつも通り。
方向キーを押す。カーソルが動かない。決定を押す。何も起きない。
もう一度電源を押すと、今度はちゃんと消える。
(電源だけ効くって、どういうこと)
リモコンを振る。テレビに近づける。斜めから、真正面から。
四人がソファに座ったまま、無言で画面を見ていた。あの三十分、誰も帰らなかった。

シェアハウスの共用テレビに、この手のスティック型端末を三年繋いでいる。同じ症状が二回起きて、二回とも原因が違った。
切り分ける順番が分かっていれば、十分で片付く話だった。

電源だけ効くのには、理由がある

まずここを理解すると、原因の見当がつく。
リモコンの電源ボタンと音量ボタンは、テレビ本体に向けて赤外線で信号を送っていることが多い。
方向キーと決定ボタンは、スティック本体に向けて別の方式で通信している。
つまり、二つの経路が別々に動いている。片方だけ生きているのは、構造上ありうる。
逆に言えば、故障しているのは後者の経路だと絞り込める。

本体側か、リモコン側か

切り分けの第一歩。
スマホにその端末用のアプリを入れると、リモコンの代わりになる。
アプリで操作できるなら、本体は生きている。リモコンの問題。
アプリでも動かないなら、本体側の問題。
うちは二回とも、この確認から始めた。判断が一分でつく。

リモコン側を疑う

電池は、残量ではなく種類を見る

まず電池を替える。これは基本。
ただし、残量があっても症状が出ることがある。
充電式の電池を使っていると、電圧がわずかに低い。これで通信が不安定になる場合がある。
うちの一回目の原因がこれだった。充電式から乾電池に替えたら、その場で復帰した。
電池を入れる向きも確認する。二本のうち一本が逆だと、電源だけ効くような中途半端な挙動になることがある。

接続をやり直す

リモコンと本体の紐づけが切れている状態。
リモコンの決定ボタンを、十秒から二十秒ほど押し続ける。ランプが点滅すれば、再接続の動作に入っている。
うちはこれで一度復帰した。作業は三十秒。
それでも駄目なら、電池を抜いて十秒待ち、入れ直してから同じ操作をする。

電波が干渉している

これが二回目の原因だった。
方向キーの通信は、無線の電波を使っている。同じ帯域を使う機器が近くにあると、混信する。
うちのテレビ台の裏には、無線の親機と、電源タップと、他の機器が密集していた。
スティックを延長ケーブルで、テレビの後ろから少し離した位置に移動させた。それで安定した。
延長のケーブルは、端末に付属していることが多い。使わずにしまい込んでいる人が多い。

本体側の対処

電源を抜いて、しばらく待つ

最も基本的で、最もよく効く。
本体の電源ケーブルを抜く。テレビの電源も落とす。
三十秒ではなく、一分以上待つ。内部の電気が抜けきるまで時間がかかる。
うちは十秒で挿し直して、症状が変わらなかったことがある。一分待ったら直った。
挿し直すときは、テレビを先に立ち上げて、それからスティックに給電する。

電力が足りていない

これは見落とされやすい。
スティック型の端末は、テレビの端子から電源を取れる場合がある。ただ、供給される電力が足りないことがある。
起動はするが、動作が不安定になる。処理が重い場面で止まる。
うちは、テレビから取っていた電源を、コンセントに挿す方式に変えた。付属のアダプタを使う。
それ以降、動作が止まることがなくなった。

熱を持っている

本体を触ってみる。
熱くなっていたら、内部の温度が上がって動作が制限されている。
テレビの背面は、熱がこもりやすい場所。そこに密着していると、放熱できない。
うちは、延長ケーブルで空間のある位置に吊るした。触ったときの温度が明らかに下がった。
夏場に症状が出やすいなら、この線を疑う。

接続の物理的な問題

端子が、半挿しになっている

単純だけれど、実際に起きる。
テレビの背面は手探りで作業するので、まっすぐ入っていないことがある。
一度抜いて、奥まで押し込む。かちっとした感触があるまで。
うちは、掃除でテレビを動かしたあとに症状が出た。原因はこれだった。

別の端子に、挿し替える

テレビに複数の入力端子がある場合。
特定の端子だけ、接触が悪くなっていることがある。
うちは、三つある端子のうち一つが反応しなくなっていた。別の端子に移したら、あっさり動いた。
挿し替えたら、テレビ側の入力切り替えも忘れずに。

延長ケーブルの品質

延長ケーブルを使っている場合、そこが原因になることがある。
安価なケーブルは、信号が弱くなる。
うちは付属のものを使っている。別途買った長いケーブルに替えたとき、映像が途切れるようになった。付属品に戻したら安定した。
必要以上に長いものを選ばない。

通信の設定を、確認する

回線が切れている

方向キーが効かないように見えて、実は画面が固まっているだけ。
通信が切断されると、操作を受け付けなくなることがある。
うちは、無線の親機を再起動したら復帰した。
スマホで同じ回線に繋がるか確認する。繋がらないなら、原因は回線側。

更新の途中で止まっている

本体の更新作業が中断されると、動作がおかしくなる。
画面に何も表示されないまま、処理が続いている場合がある。
うちは一度、十分ほど放置したら勝手に復帰した。
電源を抜くのは、更新中だと危ない。しばらく待ってから判断する。

本体を初期化する

最後の手段。
すべての設定と、入れたものが消える。
うちは一度これをやった。再設定に三十分ほどかかった。
初期化の操作は、リモコンのボタンの組み合わせで実行できる場合がある。画面が操作できない状態でも実行できる。
その手順は、機種によって違う。型番で検索して確認する。

共用で使うときの、事情

誰かが設定を変えている

うちで実際にあった。
住人の一人が、テレビの設定をいじって、外部入力の優先順位を変えていた。
リモコンが効かないのではなく、そもそも別の入力が表示されていた。
共用の機器は、設定を変えたら連絡する決まりにした。

リモコンが、どこかに行く

本体は生きているのに、操作する手段がない。
うちは、リモコンをテレビ台に紐で繋いだ。見た目は悪い。ただ、探す時間がゼロになった。
スマホのアプリを、住人全員が入れておく。これも保険になる。

アカウントの共有

共用の機器で、個人の情報が紐づいた状態になる。
うちは、共用のための設定を別に作った。
誰かが自分のものでログインしたまま放置すると、視聴履歴が混ざる。地味に気まずい状況が生まれる。

順番を、決めておく

五分で終わる確認

症状が出たとき、うちがやる順番。
スマホのアプリで動くか確認する。動けばリモコン、動かなければ本体。
リモコンなら、電池交換と再接続。
本体なら、電源を抜いて一分待つ。
ここまでで、二回とも解決した。

それでも駄目なら

端子の挿し直し、別の端子への移動、延長ケーブルでの位置変更。
熱を持っていないか、触って確認する。
回線が生きているか、スマホで確認する。

買い替えの判断

本体が数年経っていて、動作が全体に重いなら。
新しい機種は数千円で買える。修理という選択肢がそもそもない製品でもある。
うちは三年使った一台目を、四千円台の新型に替えた。動作の速さが別物だった。

先週、テレビ台の裏に手を入れているリョウがいた。
本体を延長ケーブルの先に付け替えて、台の側面に吊るす。無線の親機から、少し距離が空いた。
リモコンの決定ボタンを、十秒押す。ランプが点滅して、消えた。
「動きました」
画面のカーソルが、すっと右に流れていった。

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屋根の下の知恵袋TOKYOシェアライフ

都内シェアハウス住民によるリアルな生活ハック発信中。
節約、家事、収納、コミュニティづくりまで、みんなで暮らすからこそ生まれる知恵を発信してます。

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