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一人暮らしのタオルは何枚必要?洗濯頻度別の最適枚数とバスタオル不要論

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引っ越し初日、タオルが1枚しかなかった夜

新居の段ボールを開けて、Wさん(20代)は手が止まった。

タオル、実家から1枚しか持ってきてない。

都内のシェアハウスに引っ越したその日の話だ。「お風呂上がりにその1枚で全身を拭いて、明日の朝どうしようって濡れたタオルを握りしめてました。生乾きの匂いがふわっと立った瞬間、ああ、生活ってこういう細部でできてるんだなって」。

一人暮らしのタオルは何枚必要か。検索すると7枚、8枚、10枚と数字がバラバラに出てきて、かえって迷う。数字が割れる理由ははっきりしていて、答えが洗濯頻度で決まるからだ。自分が週に何回洗濯機を回すか。そこさえ決まれば、必要枚数は計算で出る。

計算式は、1日の使用枚数×洗濯間隔+予備2枚

タオルの必要枚数は、この式だけで導ける。

1日に使うタオルは、お風呂上がり用、洗面所の手拭き用、キッチン用で合計3枚が標準的なパターンだ。トイレに手洗い場が別にあるなら4枚になる。

毎日洗濯するなら、3枚×2日分に予備2枚で8枚あれば回る。洗っている間に使う分が必要だから、最低でも2日分は持っておく。3日に1回の洗濯なら、3枚×3日分に予備2枚で11枚。週1回しか回せないなら、3枚×7日分で予備込み23枚という計算になるが、ここまでくると収納が現実的でなくなる。週1洗濯派は、後述するタオルの兼用と使い回しで実質枚数を圧縮するのが現実解だ。

予備の2枚は、急な来客と、飲み物をこぼした夜のためにある。最低枚数ぴったりで運用すると、イレギュラーが起きた瞬間に詰む。

バスタオルは、本当に必要なのか

フェイスタオル2枚で全身は拭ける

ここからは、はっきりスタンスを取る。一人暮らしにバスタオルはいらない。

お風呂上がりの体は、フェイスタオル1〜2枚で拭ききれる。髪が短ければ1枚、セミロング以上なら髪用と体用で2枚に分ける。実際にやってみると分かるが、拭き残しは起きない。バスタオル並みの吸水力をうたう33×100cmのミニバスタオルという中間サイズもあり、ロングヘアでも1枚で足りるという声がある。

バスタオルを切る最大の理由は、洗濯と乾燥の負担だ。あの厚い生地は洗濯機の容量を圧迫し、干せば物干しの一等地を占領し、天気が崩れれば翌朝までじっとり湿ったまま。生乾きのバスタオルで体を拭く朝の、あの肌に張りつく感触を知っているなら、説明はいらないはずだ。

フェイスタオルなら洗濯物のかさが半分以下になり、乾きも早い。収納棚の占有面積も小さい。一人暮らしの限られた空間で、バスタオルを持つ合理性はほぼない。来客の泊まり用に1枚だけ残す、くらいの扱いでちょうどいい。

使い回し派に知ってほしい、菌の増殖スピード

体を拭いただけだから汚れていない。バスタオルを3日使い回す人の言い分だ。気持ちは分かる。でもデータは残酷で、繰り返し使ったバスタオルの菌は約2万倍に増殖するという調査結果がある。1週間洗っていないタオルには、排水溝レベルの菌が繁殖しているという指摘もある。

濡れたタオルは、菌にとって培養スポンジだ。それで毎晩、洗いたての体を拭く。何のために風呂に入ったのか分からなくなる。使ったタオルはその日のうちに洗濯カゴへ、洗濯は最低でも2〜3日に1回。これを守れない生活リズムなら、枚数を増やして毎回新しいタオルを使う方式に切り替えたほうが衛生的だ。

シェアハウスのタオル事情から見えた工夫

Wさんが暮らすシェアハウスでは、タオルは完全に個人管理だ。

「最初、洗面所に自分のタオルを掛けっぱなしにしてたんです。そしたらある日、誰かに使われた形跡があって。悪気はなかったと思うんですけど、共用スペースに置いたタオルは共用に見えるんだって学びました」。

以来、Wさんは自室のドア裏にタオルハンガーを付けて、使用中のタオルはそこで乾かす方式に変えた。取材で他のメンバーにも聞くと、タオルの色を一人一色で固定して見分ける家、洗面所のタオルだけ共用にして当番制で交換する家と、運用は家ごとに違った。共通していたのは、誰のタオルか一目で分かる仕組みがある家ほど、タオル絡みのストレスがないという点だ。

もうひとつ、シェアハウスならではの発見があった。洗濯機が共用だと、洗濯のタイミングを自分だけで決められない。順番待ちで洗濯が1日ずれることは普通に起きる。だから一人暮らし用の計算式に1日分の余裕を足しておく。Wさんの最終的な持ち枚数は、フェイスタオル10枚とミニバスタオル2枚。この構成で、洗濯が多少ずれても朝のタオル切れは起きなくなった。

枚数が決まったら、選び方と replace のサイクル

同じタオルで揃えると、生活の摩擦が減る

枚数を買い足すとき、バラバラのタオルを寄せ集めるより、同じ商品で統一することを勧めたい。

理由は実用一点だ。全部同じなら、どれを取っても同じ厚み、同じ乾き時間、同じ畳み方になる。タオルを選ぶという一瞬の判断が毎日の生活から消える。5枚セットで2000円以下のコスパに優れたシリーズもあり、吸水性と耐久性のバランスで選べば、洗濯を重ねてもごわつきにくい。

色は白より濃色のほうが、皮脂汚れの黄ばみが目立ちにくく長く使える。シェアハウスなら前述の通り、自分の色を決めてしまうと識別も兼ねられて一石二鳥だ。

タオルの寿命は洗濯30回が目安

タオルは消耗品だ。一般に洗濯30回前後でふんわり感が落ち、吸水力も下がっていく。

毎日3枚を回す生活なら、10枚体制でおよそ3か月に一巡。1年使えば各タオルが30回以上洗われる計算になる。吸水が鈍ってきた、肌触りがガサガサしてきたと感じたら、それが買い替えのサイン。古いタオルは捨てる前に雑巾に降格させれば、掃除用の使い捨て布として最後まで働いてくれる。

複数枚を交互に使うほうが1枚あたりの洗濯回数が分散して、結果的にタオル全体が長持ちする。枚数をケチって少数精鋭で回すより、適正枚数で負荷を分散するほうが、長い目で見れば出費も抑えられる。

結論。あなたの洗濯頻度に当てはめるだけ

一人暮らしのタオルは、毎日洗濯派でフェイスタオル8枚、2〜3日に1回派で10〜11枚。バスタオルは必須ではなく、欲しければ来客用に1〜2枚。シェアハウスなど洗濯機が共用なら、プラス1日分の余裕を足す。

Wさんの部屋のドア裏には今、ネイビーのタオルが整然と掛かっている。「タオルの枚数なんて誰も教えてくれないけど、ここが整うと朝が静かに始まるんですよ」。引っ越し初日に1枚のタオルを握りしめた人の言葉だから、説得力がある。

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屋根の下の知恵袋TOKYOシェアライフ

都内シェアハウス住民によるリアルな生活ハック発信中。
節約、家事、収納、コミュニティづくりまで、みんなで暮らすからこそ生まれる知恵を発信してます。

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