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洗濯機5キロはどれくらい?実際に量って分かった容量の目安

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洗ったのに、襟が汚れたままだった

日曜の夕方。乾いたシャツを畳んでいたら、襟の内側に灰色の線が残っていた。
指でこする。落ちない。洗剤をつけて水で流したら、あっさり消えた。
(洗ったよな、これ)
その日の朝、洗濯槽は満杯だった。四日ぶんの服を詰め込んで、上から手で押さえてやっと蓋が閉まる状態。
入るから、洗えると思っていた。
シェアハウスの共用洗濯機は五キロ。六人で回すには小さい。だから誰もが詰め込む。三年かけて、その代償を全員が学んだ。

五キロは、意外と少ない

表示されている数字は、乾いた状態の衣類の重さ。
五キロという数字を聞くと、それなりに入る気がする。実際に量ると、日常の感覚とかなりずれる。
一人暮らしで二日ぶん。二人暮らしなら一日ぶん。それくらいの容量。
うちのように六人で使うと、一日に何回も回すことになる。

入る量と、洗える量は別

ここが核心。
洗濯槽に物理的に収まる量と、汚れが落ちる量は一致しない。
水と洗剤が衣類のあいだを流れて、汚れを剥がす。詰め込むと、その流れが止まる。
うちの襟の汚れは、まさにこれだった。

実際に量ってみた

衣類一枚ずつの重さ

キッチンの秤で、うちの住人の服を量った。
綿のTシャツ一枚で百五十グラムから二百グラム。長袖のシャツで二百五十グラム前後。
ジーンズは重い。一本で五百グラムから七百グラム。厚手のものだと八百グラムを超えた。
バスタオル一枚が三百グラムから四百グラム。フェイスタオルは八十グラムほど。
下着と靴下は軽く、一枚三十グラムから五十グラム。

五キロを、組み合わせで作る

数字を積み上げると、五キロの輪郭が見えてくる。
Tシャツ五枚、長袖シャツ二枚、ジーンズ一本、バスタオル二枚、フェイスタオル三枚、下着と靴下を各四枚。
これで、おおよそ四キロ台の後半。
思っていたより入らない、というのが実際に量った住人全員の感想だった。
ジーンズ二本とバスタオル三枚を入れると、それだけで二キロを超える。残りの余地が一気に減る。

洗える上限は、七割

五キロの洗濯機で、実際に汚れが落ちるのは三キロから三キロ半あたりまで。
槽の容量に対して、七割を目安にする。
うちは槽の内側に、油性ペンで線を引いた。乾いた衣類がその線を超えたら、二回に分ける。
見た目で判断できるようにしたら、誰も詰め込まなくなった。

詰め込むと、何が起きるか

汚れが移動するだけになる

洗濯は、汚れを衣類から剥がして、水に溶かして、排水と一緒に流す仕組み。
水の量に対して衣類が多いと、剥がれた汚れが行き場を失う。他の衣類に付着する。
うちで一度、白いシャツに薄い灰色の斑点が付いていたことがある。作業着と一緒に洗った回だった。
洗ったのに汚れている、という状態は、この現象で説明がつく。

洗剤が溶けきらない

粉末の洗剤を使っていて、乾いた服に白い粉が残っていたことがある。
水量に対して衣類が多いと、洗剤が溶ける前に繊維に吸われる。
うちは液体洗剤に切り替えた。それでも詰め込むと、すすぎ残しの匂いが出る。
洗剤の量を増やしても解決しない。むしろ残留が増える。

脱水で、本体が暴れる

満杯の状態で脱水に入ると、衣類が片側に寄る。
重心がずれたまま高速で回るので、本体が揺れる。うちの洗濯機は、床を叩くような音を立てた。
その振動が、軸受けに負担をかける。寿命が縮む。
深夜に回していると、階下から苦情が来る。うちは一度、下の住人から連絡があった。

五キロで足りるかどうか

一人暮らしなら、二日に一回

一日に出る洗濯物は、一人あたりおおよそ一キロから一キロ半。
上下の服、下着、靴下、タオル。この組み合わせで、それくらいになる。
五キロの洗濯機なら、三キロ台で回すとして、二日に一回のペース。
毎日回すなら、余裕を持って洗える。

二人以上だと、厳しくなる

二人分だと、一日で二キロから三キロ。
毎日回せば足りるが、休日に溜めて一気に洗うことができない。
うちの住人で二人暮らしをしていた人は、五キロから七キロに買い替えた。生活の余裕が変わったと言っていた。

大物が洗えない

五キロで最も困るのが、寝具。
毛布一枚が、乾いた状態で二キロから三キロある。
洗濯機の容量としては入るが、水を吸うと重さが数倍になる。槽の中で回らない。
うちは毛布と敷きパッドを、近所のコインランドリーに持っていく。
シーツと枕カバーなら、五キロでも洗える。それ以上の厚みがあるものは、無理をしない。

詰め込まずに回す工夫

タオルと衣類を、分ける

タオルは水を多く吸う。他の衣類と一緒に入れると、水を奪い合う。
うちはタオルだけの回と、衣類だけの回に分けた。
タオルは乾きも早いので、少量でも回しやすい。
分けたことで、タオルのごわつきが減った。柔軟剤が行き渡るようになったからだと思う。

重いものを、先に入れる

ジーンズやパーカーなど、重いものを下に置く。
軽いものを上に載せると、回転したときに全体が均等に動く。
逆にすると、重いものが上で暴れて、脱水のバランスが崩れる。
うちの住人がこれを実践したら、脱水時の音が明らかに静かになった。

水量を、手動で上げる

自動で水量を判断する機能が付いている洗濯機が多い。
この判断は、衣類の重さで決まる。詰め込むと水量も上がるが、上限がある。
うちは、自動で表示された水量より一段階上げて回している。
水道代は上がる。そのかわり、洗い直しがなくなった。

買い替えを考えるなら

人数プラス一.五キロが目安

一人あたり一日一.五キロとして、家族の人数で計算する。
一人なら五キロ、二人なら七キロ、三人なら八キロ以上。
毎日回すか、二日に一回かでも変わる。溜めてから洗う生活なら、さらに大きいものを選ぶ。
うちのシェアハウスは、六人で八キロのものに買い替えた。それでも一日に三回は回る。

大きすぎても、困らない

容量が大きい洗濯機で少量を洗うことは、問題なくできる。
水量が自動で調整される。電気代の差もわずか。
逆に、小さい洗濯機で大量を洗うことはできない。
迷ったら大きいほうを選ぶ。うちの結論はこれ。

設置場所の寸法を、先に測る

容量が上がると、本体も大きくなる。
洗濯パンの内寸と、防水パンの排水口の位置。この二つを測る。
うちは買い替えのとき、本体が洗濯パンに収まらないことが搬入日に判明した。業者が三十分待って、別の場所に置くことになった。
上に棚がある場合、蓋を開けたときの高さも確認する。

先週、共用の洗濯機の前で、リョウがカゴの中身を分けていた。
タオルを一つの山に、衣類をもう一つの山に。
槽に入れて、油性ペンの線を確認する。少し超えていたので、シャツを二枚戻した。
「これ、慣れると分かりますね」
蓋が軽く閉まって、給水の音が始まった。三十分後に取り出した服は、襟の内側まできれいだった。

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この記事を書いた人

屋根の下の知恵袋TOKYOシェアライフ

都内シェアハウス住民によるリアルな生活ハック発信中。
節約、家事、収納、コミュニティづくりまで、みんなで暮らすからこそ生まれる知恵を発信してます。

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