明日のイベントに、フィルムが一枚もなかった
夜、明日の持ち物を準備していて気づいた。チェキ本体はある。フィルムが、空だ。
都内のシェアハウスに住むRさん(20代)の話だ。「メンバーの誕生日会で、みんなでチェキ撮ろうって盛り上がってたんですよ。なのにフィルム切れ。とりあえず近くのコンビニ走ったら、店員さんにチェキって何ですかって聞き返されて。え、置いてないの…?って、レジ前で軽くパニックになりました」。
チェキフィルムはどこに売ってる。検索する人は、Rさんのように撮りたいその時に手元になくて、今すぐ買える場所を探していることが多い。先に結論を言う。コンビニと100均は基本的に置いていない。確実なのは家電量販店、カメラ専門店、ドンキ、そしてネット通販だ。どの店なら堅いか、どこが安いか、急ぐときはどうするか。買いに走る前に知っておきたいことを、順番に話す。
まず外したい、置いていない店
時間を無駄にしないために、ない店から先に潰す。
コンビニは、日用品や食料品を幅広く扱っているが、チェキフィルムのような専門的なアイテムは通常置いていない。Rさんが走ったコンビニで空振りしたのは、運が悪かったのではなく、そもそも取り扱いがないからだ。深夜に思い立ってコンビニへ、は高確率で徒労に終わる。
100円ショップも基本的にない。チェキの収納グッズやアルバムは置いていることがあるが、フィルムそのものは見つからない。店員に取り寄せを頼める場合もあるが、その場ですぐ欲しいニーズには応えられない。コンビニと100均、この二つは候補から外して考えるのが現実的だ。
確実に買える店、堅い順に
家電量販店が、いちばん堅い
確実性で選ぶなら、家電量販店が筆頭だ。
ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機といった家電量販店は、他の店舗より在庫数が多いことがほとんどで、品切れの心配が少ない。チェキ本体を売っている店なので、フィルムを置いているのは当然という品ぞろえだ。無地のフィルムだけでなく、絵柄入りのフレームタイプなどバリエーションも豊富にそろう。
迷ったらまず家電量販店、と覚えておけば失敗が少ない。店舗のカメラ売り場かフィルムコーナーに行けば、たいてい複数種類が並んでいる。
カメラ専門店と、ドンキという二択
家電量販店の次に頼れるのが、カメラ専門店とドン・キホーテだ。
カメラのキタムラのような写真屋さんは、フィルムを扱うのが本業なので確実性が高い。店員がチェキにもフィルムにも詳しいので、種類選びで迷ったときに相談しやすいのも利点だ。
ドンキは、若者の利用が多いぶんチェキフィルムの取り扱いがあることが多い。電化製品コーナー、スマートフォンコーナー、カメラ売り場のいずれかに置かれていることが多く、店舗によってレイアウトが違うので、わからなければ店員に聞くのが早い。お得なセットやセールで安く買えるタイミングもある。ただし、店舗によっては品切れが続くこともあるので、ドンキを当てにするなら電話で在庫を確認してから向かうほうが堅い。
その他、意外と置いている店
主要どころ以外にも、扱っている店はある。
ヴィレッジヴァンガード、ロフト、東急ハンズといった雑貨寄りの店、ホームセンター、一部のドラッグストアやイオンなどの大型スーパーでも見かけることがある。雑貨店系はかわいい絵柄フィルムの品ぞろえに強いこともあり、デザイン重視で選びたいなら覗く価値がある。ただし、これらは確実とは言いきれない。近くにあれば寄ってみる、くらいの位置づけにしておきたい。
急がないなら、ネット通販が安くて確実
まとめ買いで、一枚あたりを下げる
撮影が数日先なら、ネット通販がいちばん賢い。
Amazonや楽天では、チェキフィルムが確実に手に入る。店頭を何軒も回る必要がなく、在庫切れで困ることもない。そして通販の最大の強みが、まとめ買いによる単価の安さだ。
店頭で10枚入りを一つずつ買うより、通販で大容量パックを買うほうが、一枚あたりの値段が下がる。100枚入りや120枚入りといった大容量セットも売られていて、よく撮る人ほど得をする。富士フイルムのインスタックスミニ用フィルムが、10枚入りで800円前後。これを単発で買い続けるか、まとめ買いで一枚あたりを抑えるかで、長い目で見た出費はけっこう変わる。
本体の種類だけは、買う前に必ず確認
通販でも店頭でも、ひとつだけ間違えてはいけないことがある。フィルムの種類だ。
チェキのフィルムは、本体の機種によってサイズが違う。一般的なミニサイズ、横長のワイドサイズ、正方形のスクエアサイズがあり、これを間違えると自分のチェキで使えない。安いからと買ったフィルムが本体に入らなかった、では目も当てられない。自分のチェキがどのサイズ対応かを確認してから注文する。商品名のインスタックスミニ、ワイド、スクエアという表記を、購入前に必ず照合したい。
シェアハウスのチェキ会で決まった、フィルムの備え方
Rさんの誕生日会は、結局どうなったか。
あの夜はコンビニで買えず、撮影を諦めかけた。でも、メンバーの一人が「家電量販店なら絶対あるはず」と言って、翌日仕事帰りにヨドバシで買ってきてくれた。誕生日会自体を翌週に延期して、無事みんなでチェキを撮れたという。「フィルムがない、で終わらなくてよかったです。でも当日にバタつくのはもう懲りました(笑)」。
それを機に、Rさんのシェアハウスではチェキ会の前にフィルムを通販でまとめ買いしておくのが定番になった。誰かのチェキにフィルムが切れていても、共用のストックから出せるようにした。撮りたい瞬間にフィルムがない、というあの焦りを、買い置きで先回りして潰す発想だ。
見えてきたのは、チェキフィルムは売っている場所を知っているかどうかで、買える買えないが分かれるという事実だった。コンビニと100均は外す。急ぐなら家電量販店かカメラ専門店、ドンキ。急がないなら通販でまとめ買い。そして本体のサイズだけは間違えない。この四つを押さえておけば、撮りたい瞬間にフィルムがなくて慌てることは、もうなくなる。Rさんのチェキには今、共用ストックのフィルムが一箱、いつでも控えている。

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