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傘修理はホームセンターでできる?修理キットの売り場と自分で直す手順

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骨が折れた傘を手に、捨てるかどうか迷った

強風にあおられて、傘の骨が一本ぽっきり折れた。まだ買って半年。生地はきれいで、開きもする。でも一本だけ、だらんと垂れている。

都内のシェアハウスに住むSさん(20代)は、その傘を玄関で眺めて手が止まった。「捨てるにはもったいないし、でも骨が折れた傘ってどうやって直すのって。修理屋さんに持っていくほどでもない気がするし。ホームセンターでなんとかならないかなって、傘を握ったまましばらく考えてました」。

傘修理、ホームセンター。そう検索する人は、Sさんのように壊れた傘を前にして、自分で直せないかを探っていることが多い。先に結論を言う。ホームセンターには傘修理キットが売っていて、たいていの故障は自分で直せる。どこの売り場にあるのか、どのキットを選べばいいのか、そして実際の直し方まで、順番に話していく。

ホームセンターに、傘の修理屋はない。でもキットはある

最初に、ひとつ誤解をほどいておきたい。

ホームセンターに傘を持ち込めば店員が直してくれる、というサービスは基本的にない。あるのは、自分で直すための修理キットとパーツだ。つまりホームセンターでの傘修理は、プロに頼むのではなく、道具を買って自力で直すことを意味する。

これは悪い話ではない。修理屋に持ち込めば直してもらえるが、持ち込みの手間と相応の費用がかかる。自分で直せば、数百円のキットで済むうえ、傘への愛着も増す。簡単な故障なら、自分でやってしまうほうが早くて安い。

売り場はどこ?キットの定番と選び方

傘売り場か日用品コーナーを探す

ホームセンターで傘修理キットを探すなら、傘そのものを売っている売り場の近くか、日用品や金物のコーナーを当たる。

カインズ、コーナン、グッデイといった主要なホームセンターでは、傘修理セットが定番商品として置かれている。見つからなければ、店員に傘の修理パーツはどこかと聞くのが早い。店舗によって陳列場所が違うので、聞いてしまうほうが確実だ。

万能型の定番は、あなたも傘職人

キットの中で、ホームセンターでの取り扱い率が高い定番がある。和気産業のあなたも傘職人というシリーズだ。

このシリーズの傘修理セットは、親骨、関節部分、つゆ先まで、傘のさまざまな故障に対応できる万能型だ。骨が折れたときに挟んで固定する三ツ爪や四ツ爪、関節が壊れたときの間接爪、つゆ先が取れたときの替えパーツ、生地が破れたときの補修シートまで、ひととおりそろっている。色もシルバーとブラックの2種類が用意されていることが多く、傘のデザインを損なわない。初めて自分で傘を直す人には、まずこの万能セットがおすすめだ。価格は200円から600円程度で、修理屋に出すより圧倒的に安い。

壊れた箇所に合わせて、ピンポイントで選ぶ

どこが壊れたかが分かっているなら、その部位に特化したパーツを選ぶ手もある。

傘の故障は、どの部位が壊れたかで直し方が変わる。骨組みが折れたのか、つゆ先が外れたのか、関節が壊れたのか。骨折れだけを直したいなら、三ツ爪や四ツ爪が複数入ったセットを選ぶ。つゆ先だけなら替えのつゆ先パーツ。生地の破れなら補修シートやテープ。万能セットを買わなくても、必要なパーツだけ安く買える。

ちなみに、100均にも触れておく。現在ダイソーやセリアでは傘修理セット自体の販売は確認しづらいが、傘のビニール部分を補修できるテープは売っている。本格的な骨の修理パーツが欲しいなら、ホームセンターかネット通販が確実だ。

自分で直す、部位別の手順

折れた骨は、爪で挟んで二段階圧着

最も多い骨折れの修理から。

折れた親骨に、三ツ爪や四ツ爪のパーツをかぶせて固定する。ここにコツがある。爪は一気に折り曲げず、まず少し折り目をつけてから、ギュッと強く押しつぶす。左右からも押して圧着する。この二段階の圧着が、きれいに仕上がる秘訣だ。一気に曲げようとすると、爪が変形したり浮いたりする。じわっと、しっかり、が合言葉になる。

もしパーツが手元になくて応急処置したいなら、釘の頭をペンチで切り落とし、傘の骨の溝に合う太さに調整して、折れた部分に当ててペンチで圧着する裏ワザもある。ただ、これはあくまで急場しのぎ。きれいに直すなら、専用パーツを使うほうが確実だ。

関節とつゆ先は、外して付け替える

関節が壊れた場合は、ラジオペンチでハトメを取り除き、壊れた部分を外す。受け骨の長さが合うようにペンチでカットしてから、間接爪で接続して固定する。骨折れと同じく、爪の圧着が決め手になる。

つゆ先、つまり骨の先端のキャップが取れたり破れたりした場合は、縫い付けてある糸を外して破損したつゆ先を取り除き、新しいつゆ先を当てて、糸を穴に通して布を縫い付ける。針と糸を使う作業になるが、難しくはない。生地が破れていたら、補修シートを内側から貼って塞ぐ。

シェアハウスの傘修理から見えた、直すか買うかの線引き

Sさんは結局、コーナンであなたも傘職人の万能セットを買い、折れた骨を自分で直した。

「三ツ爪を挟んで、二段階で圧着するっていうのを動画で見ながらやったら、思ったよりちゃんと直って。骨がピンと張った瞬間、お、できたって声出ました。500円かからなかったし、捨てなくてよかったです」。

それを見ていたシェアハウスのメンバーから、自分の壊れた傘も直したいという声が次々上がった。玄関の傘立てを整理したら、骨折れやつゆ先取れの傘が何本か眠っていたのだ。Sさんが買った万能セットはパーツがたくさん入っていたので、一つのセットで数本の傘を直せた。日曜の午後、玄関先で何本かまとめて修理する流れになった。

ただ、Sさんは正直な線引きも口にした。「全部が全部、直す価値があるわけじゃないんですよ。500円のビニール傘なら、新しいの買ったほうが早い。直す価値があるのは、気に入ってる傘とか、ちょっといい傘だなって」。安い使い捨ての傘まで手間をかけて直すより、愛着のある一本に修理キットを使う。これが現実的な使い分けだ。

見えてきたのは、傘修理はホームセンターのキットで十分に自分でできる、ただし直すべき傘を選ぶ目も必要だという事実だった。万能セットを一つ買っておけば、いざというときに数百円で傘がよみがえる。お気に入りの傘が骨折れで使えなくなったとき、捨てる前にホームセンターへ。Sさんの傘立てには今、自分で直した傘が、ちゃんと現役で並んでいる。

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屋根の下の知恵袋TOKYOシェアライフ

都内シェアハウス住民によるリアルな生活ハック発信中。
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