寝室にエアコンを付けた住人が、その夏、毎晩のように寝苦しさを訴えていた。「冷房つけて寝ると、朝、体がだるくて仕方ないんだよね」設置の時、深く考えずに、ベッドの真上あたりの壁にエアコンを付けた。冷房の風が、寝ている顔や体に、まっすぐ降りかかる。
涼しいはずなのに、なんでこんなに疲れるんだ、本人も首をかしげていた。夜中、風が顔に当たって目が覚める。朝は喉が痛くて、体が冷えきってだるい。涼しく眠れるはずが、冷房の風のせいで、かえって眠りが妨げられていた。エアコンの位置は、寝室では特に慎重に選ばないと、こうして失敗する。風が体に当たる場所に付けてしまうと、毎晩その代償を払うことになる。
ベッドの真上に付けたら、風で眠れなくなった
きっかけは、その寝苦しい夏だった。冷房で涼しくしているのに、朝はだるく、喉が痛い。夜中に風で目が覚める。この不調の原因は、ベッドの真上に付けたエアコンの位置にあった。
風が顔に当たって、夜中に目が覚める
ベッドの真上にエアコンがあると、冷房の風が、寝ている顔にまっすぐ降りかかる。眠っている間、ずっと風が顔に当たり続ける。この風が、睡眠を妨げる。夜中、ひんやりした風が顔をなでて、はっと目が覚める。(また風で起きた)一度気になり出すと、風が当たるたびに、眠りが浅くなる。深く眠れず、何度も目が覚める夜が続いた。涼しくするための冷房が、その風のせいで、かえって眠りを細切れにしていた。顔に当たり続ける風は、たとえ涼しくても、体を休ませてくれない。この直接当たる風が、寝室のエアコンで、いちばんの失敗のもとだった。
朝は喉が痛くて、体が冷える
風が体に当たり続けると、朝の不調にもつながる。一晩じゅう風にさらされた体は、必要以上に冷える。朝、起きると体が冷えきって、だるい。喉に風が当たり続ければ、喉が乾燥して痛くなる。(冷やしすぎたかな)涼しく眠るつもりが、冷やしすぎて、体調を崩しかける。冷房の風が直接体に当たる状態で長時間寝ると、体温が奪われ、喉や体が冷える。夏の朝に、体が冷えてだるいのは、この風の当たりすぎが原因だ。涼しさと、冷えすぎは、紙一重だった。風が体に当たる位置にエアコンがあると、この冷えの代償を、毎朝払うことになる。
寝室のエアコンは、風が体に当たる位置が失敗
寝室でエアコンの位置に失敗するのは、風が体に直接当たる場所に付けてしまうことだ。ここは言い切る。ベッドの真上や、足元に向かって風が来る位置は、避けたほうがいい。
ベッドの真上は、風の直撃を受ける
いちばん避けたいのが、ベッドの真上にエアコンを付けることだ。真上にあると、冷房でも暖房でも、風が寝ている体にまっすぐ降りかかる。冷房の冷たい風が顔や体に当たれば、冷えすぎて眠りが妨げられる。暖房の乾いた風が当たれば、喉や肌が乾く。寝ている間、逃げようがなく、風の直撃を受け続ける。この位置は、寝室では最悪の選択だ。日中のリビングなら、風が当たっても動いて避けられるが、寝ている時は避けられない。ベッドの真上は、風から逃げられない場所だからこそ、避けたい。設置の時、ベッドの位置とエアコンの位置が重ならないようにするのが、鉄則だ。
足元に向かう風も、体を冷やす
真上だけでなく、足元に向かって風が流れる位置も、失敗になりやすい。エアコンの風が、寝ている体の足のほうへ流れると、足元が冷える。足が冷えると、体全体が冷えて、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりする。冷えは、足元から体に回る。だから、風が足元を直撃する配置も、避けたい。顔でも足でも、体のどこかに風が当たり続ける位置は、寝室では失敗だ。風が体のどこにも直接当たらない、そんな配置を目指したい。エアコンの風が、寝ている体を避けて流れる。これが、寝室での理想の位置だ。体に当たる風は、涼しくても、体を疲れさせる。
正解は、頭上を避けて、風が体をかすめない壁
では、どこに付けるのが正解なのか。答えは、寝ている体の真上を避けて、風が体に直接当たらない位置の壁だ。風が体をかすめずに、部屋を冷やす配置を狙う。
ベッドと重ならない壁に、付ける
理想は、ベッドの真上を外した壁にエアコンを付けることだ。ベッドが部屋のどこにあるかを踏まえて、その真上や、風が直接向かう位置を避ける。ベッドの頭側の壁ではなく、横の壁や、足側から離れた位置など、風が寝ている体をかすめない場所を選ぶ。部屋全体は冷えるのに、風は体に当たらない。そんな配置が理想だ。設置を決める前に、ベッドをどこに置くかを想定して、そこに風が直撃しない位置を選ぶ。エアコンの位置は、後から簡単には変えられない。だから、設置の段階で、ベッドとの位置関係をよく考えて決めたい。ベッドと風の通り道が、重ならないように。
風が壁沿いに流れる向きを、意識する
エアコンの風が、部屋の中をどう流れるかも意識したい。風が、寝ている体に向かうのではなく、壁や天井に沿って流れて、部屋全体を冷やしてから、体に届く頃には和らいでいる。そんな風の流れが理想だ。エアコンの風向きを調整できるなら、風を上向きや、体から逸れる向きに設定して、直接当たるのを避ける。壁沿いや天井沿いに風を流せば、冷気が部屋全体に回り、体に直撃しない。風が部屋を一周してから、優しく体に届く。この流れを作れれば、涼しさだけを受け取って、風の直撃は避けられる。設置位置と風向きの両方で、風が体をかすめない工夫をしたい。
すでに失敗した位置でも、風向きで救える
とはいえ、すでにベッドの真上などにエアコンが付いてしまっている場合もある。位置を変えるのは大変だ。そんな時でも、風向きの工夫で、ある程度は救える。
風向きを上向きにして、直撃を避ける
エアコンには、風の向きを変える羽根がある。これを上向きに設定すれば、風が下の体に直接当たるのを避けられる。ベッドの真上にエアコンがあっても、風を上向きにして、天井に沿って流せば、冷気が部屋に広がってから体に届く。直撃していた風が、和らいだ状態で届くようになる。位置は変えられなくても、風向きは変えられる。まず、風を体に向けない向きに設定するのが、手軽にできる対策だ。上向きや、体から逸れる向きに風を送る。この調整だけで、顔に当たり続ける風の不快さが、だいぶ減る。設置位置の失敗を、風向きで補うわけだ。
風よけのカバーで、風の向きを変える
風向きの調整だけでは足りない場合、エアコンに取り付ける風よけのカバーという手もある。エアコンの吹き出し口に取り付けて、風の向きを変えたり、風を拡散させたりする器具だ。これを使えば、体に直撃していた風を、上や横に逸らせる。風が直接顔や体に当たるのを、物理的に防げる。位置を変えられない、風向きの調整だけでは風が当たる、という時に、こうしたカバーが役立つ。風の直撃に悩んでいるなら、風向きの設定と、風よけカバーの両方で、風を体から逸らしたい。設置の失敗を、後付けの工夫で和らげる。完全ではないが、毎晩の寝苦しさは、これでかなり減らせる。
設置の前に、寝室ならではの点も確認する
エアコンの位置を決める時、寝室ならではの、ほかの確認点もある。風の当たり方だけでなく、これらも押さえておくと、後悔が減る。
音が枕元に響かないか、確かめる
寝室では、エアコンの音も気になる。運転音や、風の音が、枕元に近いと、その音で眠りが妨げられることがある。エアコンの本体が、頭のすぐ近くにあると、動作音が耳につきやすい。だから、設置位置を決める時、本体が枕元に近すぎないかも確認したい。静かな寝室では、日中は気にならない程度の音でも、夜は意外と響く。風の当たらない位置であることに加えて、音が枕元を直撃しない位置であることも、寝室では大事だ。涼しさと静かさ、両方を確保できる位置を選びたい。音に敏感な人は、特にこの点を意識したい。本体の位置と、枕の位置の距離も、考えておく。
掃除やメンテナンスのしやすさも、見ておく
設置位置は、掃除やメンテナンスのしやすさにも関わる。エアコンは、フィルターの掃除など、定期的な手入れが要る。手の届きにくい位置に付けると、掃除が面倒になり、つい後回しにしがちだ。フィルターが汚れたまま使えば、効きが悪くなったり、風とともにほこりが飛んだりする。寝室は、寝ている間ずっと空気を吸う場所だから、エアコンを清潔に保ちたい。だから、設置の時、手入れのしやすい位置かどうかも見ておきたい。高すぎたり、家具で塞がれたりして、掃除しにくい位置は避ける。風の当たり方だけでなく、手入れのしやすさも、寝室のエアコン選びでは大事な点だ。清潔な空気で眠るために。
結局、風が体に当たらない位置を選べば失敗しない
寝室のエアコンの位置で失敗するのは何か。突き詰めて分かったのは、風が体に直接当たる位置に付けてしまうことだ、ということだった。ベッドの真上や、足元に向かう配置は、風の直撃を受けて、眠りを妨げ、体を冷やす。正解は、ベッドの真上を避けて、風が体をかすめない壁に付けること。風向きを上向きや壁沿いにして、冷気が部屋を回ってから体に届くようにする。すでに失敗した位置でも、風向きの調整や、風よけカバーで、直撃は和らげられる。そして、音が枕元に響かないか、掃除がしやすいかも確認する。風が体に当たらない位置を選べば、寝室のエアコンは失敗しない。
体をかすめない風にすれば、涼しく眠れる
今、あの寝苦しさを訴えていた住人は、エアコンの風向きを上向きに変えて、風が顔に当たらないようにした。位置そのものはベッドの真上に近かったが、風を天井に沿って流すことで、冷気が部屋を回ってから、和らいで届くようになった。風よけのカバーも取り付けて、直撃を逸らした。夜中に風で目が覚めることも、朝、体が冷えてだるいことも、なくなった。喉の痛みも消えた。涼しく、しかもぐっすり眠れる。あの、冷房で涼しくしているのに疲れが取れなかった不思議は、風が体に当たり続ける位置が生んでいたものだった。エアコンが悪いのではない。風が体を直撃する位置と向きが、眠りを妨げていただけだ。風を体から逸らす。それだけで、寝室のエアコンは、夏の夜を快適にする味方に変わった。設置の位置と、風の向き。この二つを、体に当たらないように整えることが、涼しく眠るための鍵だった。

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