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掃除機の頻度は週2回でいい|床材と暮らし方で変わる正解

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掃除機の音で、朝八時に叩き起こされた

シェアハウスに越してきたばかりの住人が、毎朝キッチンで掃除機をかけていました。几帳面な人です。

ゴーッという音が階段を上ってくる。壁が薄いので、寝室まで響く。

毎日やる必要ある…?

三か月後、その人は週二回に減らしました。理由は単純で、床の汚れ方が毎日やっていたときと変わらなかったから。

頻度の答えを先に置きます。フローリング中心の住まいなら週二回。カーペットや畳が多いなら週三回。ペットか小さな子どもがいるなら、その部屋だけ毎日。これで足ります。

七人で暮らして床の状態を観察してきた結論なので、家庭の事情に合わせて動かしてください。

週二回で足りる理由は、ホコリの落ち方にある

舞い上がったホコリは、九時間かけて着地する

人が動くと、床のホコリは空中に巻き上げられます。細かい粒子ほど長く漂い、静かな部屋で完全に落ち切るまで九時間ほどかかる。

つまり、日中に掃除機をかけても、その時点で宙に浮いているぶんは取れていない。夜のうちに床へ降りてきます。

だから朝いちばん、が最も効率がいい

起きてすぐ、まだ誰も歩き回っていない時間帯。床の上にホコリが揃って着地している状態です。

うちの住人が朝にかけていたのは、この点では正解でした。回数を減らしても、時間帯を守れば取れる量は変わらない。

夜にかけるなら、寝る直前に。帰宅してすぐ動き回った後だと、舞い上がった状態で吸うことになります。

三日置くと、ホコリが繊維と絡む

放置期間が四日を超えると、髪の毛や糸くずが床の目地に入り込んで取れにくくなります。同じ吸引でも、一往復では剥がれない。

うちで実験したことがあります。片方の部屋を週二回、もう片方を週一回で一か月。週一の部屋は、掃除機を二往復させないと同じ見た目にならなかった。

結局かける時間が伸びるので、週一の楽さは幻でした。

床材で、必要な回数が変わる

フローリングは週二回、ただし見えない汚れが残る

硬い床はホコリが表面に乗るだけなので、吸えば取れます。ただし皮脂や食べこぼしの油分は吸引では落ちない。

月に一度、水拭きを足す。うちは第一日曜と決めています。

カーペットは週三回、繊維の奥に落ちていく

毛足の中にホコリが沈むので、表面がきれいでも中には溜まっています。

住人の部屋のラグを、久々に持ち上げて裏返したことがある。バサッと落ちた砂と髪の毛の量に、全員が黙りました。

カーペットは毛並みに逆らう方向から一往復、次に順方向から一往復。この二方向でようやく奥が出てきます。

畳は目に沿って、週二回

畳は目の隙間にホコリが入ります。目に沿ってゆっくり動かす。逆らうと表面を傷めて、ささくれが出ます。

うちの和室は、以前の住人が力任せにかけていたせいで、縁のあたりが毛羽立っていました。掃除機のヘッドを浮かせ気味にして、吸引力に任せるほうが長持ちします。

クッションフロアは、水拭きのほうが効く

洗面所や台所のビニール系の床は、静電気で汚れが張り付きます。掃除機より、固く絞った雑巾のほうが取れる。

人と動物の数で、掛け算が変わる

一人暮らしなら、週一回でも回る

在宅時間が短く、単身。この条件なら週一回で床の状態が保てます。歩く面積が狭く、持ち込む砂も少ない。

ただし玄関から居室までの動線だけは、汚れが集中します。そこだけ週二回。

ペットがいる部屋は、毎日

シェアハウスに一時期、猫を飼っている住人がいました。抜け毛の量が、想像の三倍。

毛は空気の流れで部屋の隅と家具の脚元に集まります。放置すると絡み合ってフェルトみたいな塊になる。毎日、猫がいる部屋だけ三分。他の部屋は通常通り。

この分業にしてから、家中を毎日かける必要がなくなりました。

小さな子どもがいるなら、食事のあと

床に落ちたものを口に運ぶ時期は、頻度の意味が変わります。衛生の話になるので、食事の後に食卓周りだけ。

家全体の頻度を上げるより、範囲を絞って回数を増やすほうが現実的です。

花粉と黄砂の季節は、一段階増やす

春先は外から持ち込む量が跳ね上がります。玄関と、洗濯物を取り込む部屋。この二か所を重点的に。

うちは三月から四月だけ、玄関の三和土を毎日はいています。ここで止めれば、奥まで入ってこない。

回数より、動かし方で差がつく

奥から手前、が基本

入口から始めると、掃除済みの床を歩いて戻ることになります。部屋の奥から入口へ向かって進む。

家全体なら、二階から一階へ。上でかけている間に落ちたホコリを、後から回収できます。

一往復三秒、ゆっくり引く

押すときより、引くときに吸い込みます。前に押して、ゆっくり手前へ。急いで往復させると、ヘッドが床から浮いて吸引が切れる。

住人がスマホで自分の動きを撮ってみたら、明らかに速すぎました。あれは笑った。速度を落としただけで、ゴミの取れ高が変わったそうです。

壁際と隅は、ノズルを替える

ホコリは壁際に沿って溜まります。空気の流れが壁で止まるから。

標準ヘッドは隅に届かない構造なので、細いノズルに替えて壁際だけ一周する。月に一度でいい作業ですが、これをやると部屋の印象が変わります。

毎日やる価値があるのは、玄関から一坪

全部屋を毎日かける必要はありません。ただし、汚れの入口だけは別。

玄関の三和土と、そこから続く廊下の最初の一メートル。ここに外の砂と土が集中します。

うちは玄関マットの下を月二回めくるルールにしました。初めてめくった日、マットの裏に細かい砂がびっしり張り付いていて、思わず声が出た。

入口で止めれば、奥の頻度を上げなくて済む。この考え方が、掃除全体をラクにします。

フロアワイパーと分けると、掃除機の出番が減る

朝はワイパー、週末に掃除機

乾いたシートで拭くだけなら、音が出ず、コードも要らず、三十秒で終わります。

うちの住人はこの組み合わせに落ち着きました。平日はワイパーで表面のホコリを回収し、週末に掃除機で目地の奥を吸う。

掃除機を出す心理的なハードルが下がったのが大きい。毎日やらなきゃという圧が消えた。

ロボット掃除機を入れるなら、床に物を置かない

自動で回してくれるのは魅力的です。ただし床にコードやカバンが落ちていると、そこで止まる。

導入した住人は、結果的に片付けの習慣がつきました。掃除機のためじゃなく、走らせるために床を空ける。副産物のほうが効いている気がします。

頻度を上げるより、先に手を入れる場所

紙パックやダストカップが半分埋まると、吸引力が落ちます。八割になる前に捨てる。

ヘッドの回転ブラシに髪の毛が巻き付いていませんか。うちのは半年放置していて、外したときに黒い輪が三重になっていました。ハサミで切って外したら、明らかに音が変わった。

フィルターの目詰まりも同じ。月に一度、外して洗う。乾かす時間が要るので、掃除の直後にやると翌週に間に合います。

回数を増やす前に、まず道具の状態を戻す。同じ一往復で取れる量が違えば、必要な頻度も変わります。

週二回の日を、決めてしまう

うちは水曜の夜と土曜の朝。曜日を固定してから、やる気の有無が関係なくなりました。

毎朝かけていたあの住人は、いま水曜と土曜だけ掃除機を回しています。他の日はワイパーで三十秒。床の状態は、三か月間ほとんど変わっていません。

朝八時の轟音が消えて、みんな静かに眠れるようになりました。

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屋根の下の知恵袋TOKYOシェアライフ

都内シェアハウス住民によるリアルな生活ハック発信中。
節約、家事、収納、コミュニティづくりまで、みんなで暮らすからこそ生まれる知恵を発信してます。

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