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配信用ライトのおすすめ|リングライトで失敗した家が選んだ一灯

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物置を配信ブースにした家で、ライトを四回買い替えた

うちのシェアハウスには、共用スペースの隅に畳一枚分の配信ブースがあります。元は掃除機と扇風機の物置。三月に棚を抜いて、パーテーションで囲って、机とカメラとライトを入れました。
この半年で、ライトだけ四回買い替えています。二千円のリングライトから始まって、今の一灯に落ち着くまでの遠回りが、この記事です。

きっかけは、顔が暗いと言われた二人

言われた側は二人。
一人はナギ。夜にゲームと雑談を配信していて、視聴者のコメントに、顔暗くない、と書かれた。眼鏡で、部屋は北向きの四畳半。
もう一人はエリ。在宅勤務で、上司との面談の翌日に、画面が暗くて表情が読めない、と言われた。
(ライト一個で済む話じゃない?)
そう思って二千円のリングライトを買ったのが四月。ここから先が長かったんですよ。

半年後に残ったのは、机の端に留めた薄型パネル一枚

今のブースにあるのは、机の端にクランプで留めた薄型のLEDパネルが一枚。顔の斜め上45度、距離は80センチ、色温度は昼間が5000ケルビン、夜は4000ケルビン。
二灯目は、白い壁と、もともとあった電気スタンド。背景に小さな色付きライトが一つ。
照明はカメラより先に整えるほうが、配信の見た目を手軽に変えられる。
これは本当で、ナギはカメラを一円も変えていません。

四月の失敗、二千円のリングライトで眼鏡に輪が二つ浮いた

リングライトは正面の点光源の集まり

最初に買ったのは五インチのクリップ式リングライトで、二千円ほど。
モニターの上に挟んで、カメラの真後ろから顔を照らす。
翌日のナギの配信を見て、私は画面の前で固まりました。眼鏡のレンズに、白いドーナツが二つ浮いている。瞬きのたびに、ギラッと光る。
「輪っか、コメントで言われた。ロボットみたいって」
本人は笑っていたけれど、指は耳の後ろを掻いていました。
リングライトの長所は、目にキャッチライトが入ること、設置が簡単で省スペースなこと。短所は、眼鏡の反射が出やすく、正面からの平坦な光で立体感が出にくいこと。
リングライトは面光源というより、点光源の集まりに近い性質を持つ。
それで輪の形がそのままレンズに写る。
五月に十インチの大きいものへ買い替えました。三千円弱。
輪は大きくなっただけでした。

反射を消したのは、高さと角度で、値段ではなかった

高いライトなら反射しない、というのは誤解で、ライトを顔の高さより上、斜め45度に置けば反射は物理的に消える。
六月、リングライトを外して、パネル型のライトを机の端にクランプで留めました。位置は顔の右斜め上45度。距離は60から100センチ、色温度は5000から5600ケルビンが目安。眼鏡の人はライトを少し高くして、顔をやや下向きにする。
輪は消えました!
理屈は単純で、眼鏡の映り込みはレンズの内側と外側の反射で起き、明るい光源を正面から直接見なければ写らない。
ナギは同じ眼鏡のまま。ライトの値段も、リング二個分と大差なし。変えたのは高さと角度だけ。
リングライトを捨てたわけではありません。エリのZoomでは、輪が入ったほうが目が生きて見えるので、眼鏡をかけない日の彼女はまだ使っています。

六月の失敗、二灯目を足したら顔が平らになった

キーライト一灯、フィルは四分の一

一灯で反射が消えると、次は影が気になる。右斜め上から当てると、左の頬に影が落ちる。
六月の終わり、パネルをもう一枚買って左に置きました。右と同じ明るさで。
結果、顔が平らになった。鼻の高さも頬の丸みも消えて、証明写真みたいな顔。
(これ、リングライトの頃と変わらなくない…?)
主光源のキーライトは顔の45度斜め上、反対側のフィルライトはキーの二分の一から四分の一の明るさに抑える。
左のパネルを四分の一まで絞ったら、影が薄く残って、顔に奥行きが戻りました。ライトは二枚でも、明るさは対等にしない。ここを知らずに二灯目を買うと、一万円が平面を作るだけになります。

白い壁と電気スタンドで、二灯目はゼロ円で済む

二枚目のパネルは、結局エリの部屋に行きました。
代わりにブースの二灯目になったのは、左側の白い壁。光を反射させてフィルライト代わりにする板があるように、
白い壁にキーライトの光が回って、それだけで左の影が柔らかくなる。
足りない夜は、家にあった電気スタンドを壁に向けて点ける。壁に当たって跳ね返った光が、ちょうど四分の一くらいの弱さになるんですよ。
エリの部屋も作りは似ています。窓側にキーライト、反対の白い壁に古い電気スタンド。追加費用ゼロ円で、上司から、画面変えた、と聞かれたと笑っていました。

七月の失敗、安いライトで画面に縞が走った

ちらつきの正体は、暗く絞ったときのLEDの点滅

七月、暑くて眩しいからと、ナギがパネルの明るさを一割まで絞った夜。
配信のアーカイブを見返すと、顔の上を横縞がゆっくり流れていました。チカチカ、というより、ぼんやり明滅する感じ。
(縞…?え、どこから)
LEDは明るさを調整するために高速で点滅していて、周波数の低いものは暗く絞るほどちらつきが目立つ。極端に低い明るさでの使用は避ける。
人の目は平均化して見るけれど、カメラは一瞬を切り取るので、点灯の周期とシャッターが合わないと縞やちらつきになる。
対処は二つでした。明るさを五割以上に戻して、眩しさはカメラの露出を下げて逃がす。東日本の電源は50ヘルツで、部屋の照明のちらつきはその周期に起因するので、
カメラのシャッター速度を100分の1に固定。
縞は消えました。安いライトを買うときは、最大の明るさで使う前提で選ぶ。絞って使うなら、スマホのカメラでライトを映して、縞が出ないか先に見る。

演色性と色温度、数字で見る二つ

ライトの箱で見る数字は二つだけ。
一つは演色性のCRI。色をどれだけ正確に再現できるかの値で、90を超えると良好とされる。
今はCRI95以上をうたう小型ライトが売れ筋の中心。
安いリングライトで肌が緑がかって見えたのは、ここが低かったから。
もう一つは色温度の幅。中型パネルの上位機で2900から7000ケルビン、
数千円の小型機でも3200から5600ケルビンあたりまで調整できる。
部屋の照明と合わせられる幅があるかどうか。ここは八月の話につながります。

八月の失敗、眩しくて表情が硬くなった

ディフューザーと、視線の外に置く配置

八月、ナギの配信を見ていたエリが言いました。目が細い。
ライトが眩しくて、本人は無意識に目を細めていた。表情が硬い、と視聴者にも書かれた。
やったことは二つ。パネルの前に薄い白い布を一枚張る。発光面と顔の間に布を一枚入れると、点光源が面光源に変わる。
薄型のパネルはもともとやわらかい面の光で、ファンレスのものが多い。
布を足すと、もっと輪郭がぼやけて、目に刺さらなくなる。
それから、ライトを視線の外へ出す。モニターに反射するゲーム配信では、横から30から45度の角度で照らす。
顔の正面ではなく、右上の視界の端。
はぁ…と息を吐いてから、ナギの目が普通の大きさに戻りました。

夜の電球色の部屋で、顔だけ青白くなる理由

もう一つ、夜だけ顔が青白い問題。
ブースの天井の照明は電球色で、パネルを5600ケルビンにすると、背景がオレンジ、顔だけ真っ白。冷凍庫から出てきた人みたいになる。
ライトと部屋の照明の色温度は合わせる。電球色の部屋なら暖色寄り、蛍光灯の部屋なら昼白色。背景が暗すぎると顔だけ浮く。
夜は4000ケルビン、昼は5000ケルビン。これで肌の色が背景となじみました。
背景には小型の色付きライトで壁に淡く色を乗せると、顔と背景の分離がきれいになる。
ナギは千円台の小さなライトを棚の裏に置いて、青を薄く。彩度は控えめに。ここだけは配信者らしい遊びです。

予算別に一灯ずつ、うちが勧める配信用ライト

三千円、七千円、二万円の三択

半年で四回買い替えた家の、いま買うならの三択です。
三千円なら、モニターの上に挟むクリップ式の小型パネル。2,980円で、CRI95以上、2500から6500ケルビンまで調整できるものがある。
薄いので反射も刺さりも少ない。眼鏡の人はこれを少し高い位置に。
七千円なら、九インチ前後のパネルに小さな三脚が付いたもの。7,000円前後で、CRI95以上、3200から5600ケルビン、バッテリー内蔵。
机の端から45度が作りやすい。
二万円なら、Wi-Fiやアプリで明るさと色温度を切り替えられる薄型パネル。Elgatoの中型パネルは1400ルーメン、2900から7000ケルビン、CRI92以上、消費電力25ワット。
新しい型はUSB-Cの給電で、机に挟むクランプ付き。LEDが枠の裏に隠れたエッジライト方式で、目が疲れにくい。
同等の明るさの他社製が半額前後で買える分、払っているのはアプリ連携と操作の快適さ。
うちのブースにあるのはこの二万円のほう。理由は、ナギが配信の途中で手を伸ばさずに色温度を変えられること。それだけに一万円の差を払った(笑)
一万円台で組むなら、リングライト一つと小型パネル一つ、ホワイトバランス固定で質感が上がる。
これはエリの部屋の構成そのものです。

三脚ではなくクランプ、賃貸と狭い机のために

最後に、置き方の話。
三脚は床を取ります。四畳半のナギの部屋では、三脚の脚が椅子に当たって、配信中に一度ライトが倒れた(泣)
机の端に挟むクランプ式なら、床はゼロ。壁に穴も開けない。賃貸で許可を取る話も要らない。
リングライトから乗り換えて一番変わったのは、光の質より、机の上の広さでした。

ブースで半年、二人の顔がどう変わったか

九月の頭、ナギの配信のアーカイブを四月のものと並べて見ました。
四月は、眼鏡に白い輪が二つ、顔は平らで青白く、目が細い。九月は、右の頬に薄い影があって、鼻が高く見えて、瞳に小さな光が一つ。
変わった機材は、ライト一枚と布一枚。カメラは変えていない。
エリは面談のあと、上司に、部屋を引っ越したのかと聞かれた。電気スタンドを壁に向けただけです、と答えたと笑っていた。
配信用ライトのおすすめを一つに絞るなら、机の端にクランプで留めた薄型パネルを、顔の斜め上45度に一灯。眼鏡の人も、眩しさに弱い人も、まずここから。
二灯目は白い壁が持っています。

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この記事を書いた人

屋根の下の知恵袋TOKYOシェアライフ

都内シェアハウス住民によるリアルな生活ハック発信中。
節約、家事、収納、コミュニティづくりまで、みんなで暮らすからこそ生まれる知恵を発信してます。

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