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ドアスコープにカメラを後付けする方法!賃貸でも工事不要でできる防犯術

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のぞき穴に顔を近づけた瞬間、外の影が止まった

夜、チャイムも鳴らないのに、玄関のほうで物音がした。そっとドアスコープに目を当てた瞬間、外にいた人影の動きが、ぴたりと止まった気がした。

都内のシェアハウスに住むSさん(20代)の話だ。「のぞいた瞬間、レンズの向こうがふっと暗くなったのが相手にわかったのか、影がこっちを見た感じがして。心臓がドクッて跳ねて、息を止めたままその場から動けなくなりました。在宅って、バレたかもって」。

カメラ、ドアスコープ。そう検索する人は、Sさんのように玄関の防犯を強化したい、相手に気づかれず外を確認したい、と考えていることが多い。先に言っておく。ドアスコープにカメラは後付けできて、賃貸でも工事不要のものを選べば問題なく設置できる。どんな種類があるのか、賃貸で気をつけることは何か、そして既存ののぞき穴を放置するリスクまで、順番に話していく。

のぞき穴を覗く、その動作自体にリスクがある

まず、なぜカメラが必要なのかをはっきりさせたい。普通のドアスコープには、見過ごされがちな弱点がある。

チャイムが鳴って訪問者を確認するとき、レンズまで進んで目を当てる必要がある。このとき、室内の光がレンズで遮られて外側が一瞬暗くなり、覗いたことが相手に伝わってしまう。Sさんが感じた、レンズの向こうが暗くなって相手に気づかれた感覚は、気のせいではない。覗きに行く足音や、ドア前に立った影で、在宅が察知されることもある。

さらに怖いのが、ドアスコープは外から悪用されうるという事実だ。リバースドアスコープと呼ばれる特殊なレンズを使えば、外から室内を覗き見たり盗撮したりできてしまう。実際、ドアスコープを外して特殊な器具を差し込み、サムターンを回して鍵を開けて侵入する手口の被害も報告されている。のぞき穴は防犯設備のはずが、対策しないと逆に弱点になりうる。

後付けカメラには、大きく二つのタイプがある

のぞき穴に取り付ける、ドアスコープ交換タイプ

最も一般的なのが、既存ののぞき穴部分に設置するタイプだ。

室内側に、カメラ付きのモニターを取り付ける。相手に気づかれず、室内にいながら訪問者の顔を確認できる。外からは普通ののぞき穴とほとんど見た目が変わらないので、カメラがあると気づかれにくいのが利点だ。逆に、カメラだとわかる見た目にして犯行を思いとどまらせる、抑止重視のモデルもある。

最近の主流は、センサーで人の動きや物音を感知して自動で録画してくれる機種だ。チャイムを鳴らさない不審者にも対応できる。スマホと連携できるタイプなら、外出先からでも玄関前の様子を確認できる。録画機能があれば、留守中の来客を帰宅後にチェックできるし、いざというとき映像が証拠として残る。マイク内蔵で声を録音できるモデルもある。

のぞき穴を使わない、ドア上部に挟むタイプ

のぞき穴に取り付けられない場合の代替案が、ドアの上部に挟むタイプだ。

カメラの金具を玄関ドアの上部に掛けて、六角レンチなどで固定する。穴を使わないので、のぞき穴の規格が特殊で合うカメラが見つからない、どうしてもドアスコープが外せない、といったときに役立つ。チャイムの音を感知して、自動でモニターに映してくれる。

さらに、マグネット式や両面テープで貼り付けるタイプもある。マグネット式は引っ越しのときに簡単に取り外せて、ドアを傷つけない。賃貸で原状回復を気にする人には、これが心強い。設置方法のバリエーションが豊富なので、自分のドアと住環境に合うものを選べる。

賃貸で設置する前に、確認すべきこと

のぞき穴の直径を、必ず測る

交換タイプを選ぶなら、最初にやるべきことがある。のぞき穴の直径を測ることだ。

日本の玄関ドアののぞき穴は、一般的に直径12ミリだが、14ミリや18ミリのタイプもある。サイズが合わないと取り付けられないので、交換を決めたら穴の直径をきちんと確認する。多くのカメラが直径12から19ミリ対応をうたっているが、自分のドアが範囲内かは事前に照合したい。

レビューを見ると、規格が合わずに穴を拡張して使った、ドアの厚みが足りずスペーサーで調整した、という声も少なくない。外したドアスコープをホームセンターや鍵屋に持ち込めば、合うサイズを確実に選べる。サイズの確認を飛ばすと、買い直しになりかねない。

原状回復に関わるなら、管理会社に許可を取る

賃貸でいちばん気をつけたいのが、ここだ。

工事不要で後付けできるものなら、基本的に問題ない。マグネット式や、室内側に設置するだけのタイプは、退去時に外せるので安心だ。ただし、ドアスコープ自体を差し替える必要があるものは、入居者が勝手に行うと規約違反になる可能性がある。既存の設備に影響があるものは、必ず管理会社か大家さんに許可を取ってから設置する。

ドアに穴を開ける、既存のドアスコープを取り外して別物に交換する、といった作業は、原状回復の対象になりうる。迷ったら、設置前にひと声確認する。これだけで、退去時のトラブルを防げる。賃貸だからとあきらめる必要はないが、賃貸だからこそ確認の一手間は省かないほうがいい。

電源方式と機能で、使い勝手が変わる

電池式か電源アダプター式か

カメラは電気製品なので、電源が必要だ。方式によって手間が変わる。

電池式は配線不要で、工事をせずに設置できるのが利点だ。ただし定期的な電池交換がいる。製品によっては単3電池が数本必要で、稼働時間は半年ほどというものもある。電池残量が減ると通知してくれるモデルだと、切れる前に交換できて便利だ。

電池切れが心配なら、電源アダプター式という選択肢もある。常に給電しておけばバッテリー切れの心配がない。ただし、コンセントの位置によっては使えなかったり、ケーブルが邪魔になったりするので、設置場所を事前に確認しておきたい。

信頼できるブランドを選ぶ理由

ネットには安価なドアスコープカメラが大量に出回っている。値段だけで飛びつく前に、知っておきたいことがある。

セキュリティ対策のためのアイテムなので、ある程度信頼のおけるブランドから選ぶほうが、購入後のサポートもスムーズな可能性が高い。安い製品のレビューには、説明書が英語表記で設定に苦労した、初期不良があった、という声も見られる。いざというときに頼る防犯機器が、肝心なときに動かなければ意味がない。価格と信頼性のバランスで選びたい。

あわせて、のぞき穴からの盗撮そのものを防ぐなら、ドアスコープカバーという手軽なグッズもある。マグネットで取り付けて、使わないときは外側からの視線を遮る。カメラと組み合わせれば、見る側と見られる側、両方の対策になる。

シェアハウスの共用玄関で考えた、防犯のかたち

Sさんは結局、室内側に設置するセンサー付きの録画タイプを選んだ。穴を加工しないマグネット併用タイプで、管理会社にも事前に確認を取った。

「相手に気づかれずにモニターで確認できるって、こんなに安心なんだって。あの夜みたいに、のぞいてバレる怖さがなくなりました。録画も残るから、変な訪問があっても証拠になる」。

共用玄関のあるシェアハウスだったので、Sさんはこの導入をメンバーにも共有した。共用部の防犯は、一人が気をつけても全員が無防備なら意味がない。「みんなが帰宅時間バラバラだし、宅配も多いから、誰が来たか記録が残るのは全員にとって安心なんですよね」。設置後、メンバー間で不審な訪問への意識が高まったという。

見えてきたのは、ドアスコープカメラは賃貸でも工事不要で付けられて、覗いてバレる怖さと盗撮のリスクの両方を解消できるという事実だった。穴の直径を測る、原状回復に関わるなら許可を取る、信頼できるブランドを選ぶ。この三つを押さえれば、玄関の防犯は手軽に底上げできる。のぞき穴の向こうで影が動いて息を止めたあの夜から、Sさんは今、モニター越しに落ち着いて玄関の外を確かめている。

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屋根の下の知恵袋TOKYOシェアライフ

都内シェアハウス住民によるリアルな生活ハック発信中。
節約、家事、収納、コミュニティづくりまで、みんなで暮らすからこそ生まれる知恵を発信してます。

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